【新型コロナウイルス】感染に不安なので出社したくないという従業員の対応

2020/09/07 ブログ

一部の従業員が新型コロナウイルスの感染に不安なので出社したくないと言っている。

この場合、休ませたほうが良いのか?

またそのような場合、休業手当の支払は必要なのか?

お客様よりこのようなご相談がありました。

 

今回は、新型コロナウイルスの感染症関連で出社を拒む従業員の対応方法について確認してみたいと思います。

 


 

 

対応方法

 

 

結論から言えば、会社は出社を命じることができます。

 

その出社命令に従わない場合は、業務命令違反とすることも可能ですし、会社が休業を命じているわけではないので、休業手当の支払は不要です。

つまり欠勤扱いとして賃金を支給しないことも可能となります。

 

 

しかし、次の点に十分注意する必要があります。

 

・会社が、新型コロナウイルス対策を十分に実施していること

 

例えば、

 

・こまめな換気

・職場でのマスク着用を求める

・アルコール消毒液の設置

・時差出勤

・会議のオンライン化

・出勤前の体温確認の徹底

・会話は15分以内

 

等が考えられます。

 

このような感染リスク対策を行わず、感染の不安を感じている従業員の出社を命じ、新型コロナウイルスに感染させてしまった場合には、会社の安全配慮義務を問われる可能性があります。

 


 

 

また別のお客様からも似たような相談がありました。

 

このような感染が拡大している状況の中、会社に出社させることは問題ではないか?休業にして休業手当を支払うべきではないかという声が従業員から挙がっている。

出社させていることは問題なのか?休業をするべきなのか?

 

この件についても、

会社が対策を十分に実施しているのであれば、出社させることに問題はありません。

 

仮に感染拡大状況の中、会社が出社させることが問題であれば、休業をさせていない多くの会社が問題ということになります。

 

ただ、そのような声が挙がってきていることは、不安を抱えたまま働いているということです。

「問題ない」と一蹴しまうことは問題解決となりません。

そのまま不安や不満を抱えたまま従業員が働き続けることになります。

 

・不安に感じている従業員の話をよく聞いてみること

 

出社を拒む理由をよく聞いてあげることが必要です。

 

例えば、

 

・感染予防対策のルールが整っていない

・テレワークできる者とできない者の不公平感

・特別休暇の不公平感

など

もしかしたら、新型コロナウイルスの不安だけでなく、会社の管理側の体制に不満を持っているかもしれません。

 

対応できることがあれば対応した上で出社を命じる。

問題があれば、解決してあげた上で出社を命じる。

そうすれば、不安や不満も取り除かれるかもしれません。

 


 

まとめ

 

「出社したくない」という声が従業員側から挙がったら、

 

・社内において新型コロナウイルス対策を十分に行っているか?

・「出社したくない」理由が、会社の管理側に問題がないか?

 

まずはこの2点を確認してみましょう。

 

「社内において新型コロナウイルス対策を十分に行っているか?」

については、判断に迷われるかもしれません。

 

厚労省より、「職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためのチェックリスト」が出ております。

こちらのチェックリストを参考にしてみると良いでしょう。

 

 

職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためのチェックリスト